文通、はじめました。

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梅雨のはじまりとともに、文通始めました。

いろいろと紐解くと、わたしの文通歴は長いことに気が付きました。

親が転勤族だったので小学校を3つも通った私は仲良くなった子たちと中学生になるまで文通をしていました。もともと文字を書くこと、絵を描くことが好きだったので手紙のやりとりは好きだったのです。

小学五年生の夏に転校して、まだなれない小学校生活を送っていたある日、新しく出来たともだちにつれられちょっと大きな駅にある小さな画材屋さんいきます。(ここでわたしの人生は大きく変わったんじゃないかなあと今になっても思います。)そこには「ポスト」のようなものがありました。その「ポスト」をあけると色んな人のお手紙が入っていました。日々をつづった日記だったり、落書きだったり、自分の好きな漫画について長々と語られているものだったり、いろんな「手紙」がはいっていました。いまでいうとフリーペーパーというものだとおもいます。
知らない人の日常、知らない人の知らない部分、知らない人の心の隅っこを知れる「手紙」。小学生ながらにワクワクが止まらなくて、そこの画材屋さんに通うため電車代180円(片道90円)をにぎりしめ週末はよく通いました。(といっても2週間に1回いければいいほう)その週末を楽しみに、生きていたといっても過言ではないです。

たしかその土地ではじめてむかえる冬の日だったと思います。わたしも「手紙」を色んな人に見てもらいたいなぁ、と思い勇気を出して画材屋さんの受付にいるおばあさんに相談してみました。するとおばあさんは「じゃあこのノートに名前と連絡先をかいて」とぶっきらぼうにCampusノートとインクがにじむボールペンをわたしてくれました。どきどきして震えながら名前と電話番号を書いて、ありがとうございます!とノートとボールペンを返し、そのまま駅まで走って急いで切符を買って帰ったことを覚えています。

数週間後、画材屋さんにいくと受付にわたしの名前がポストイットに書かれ貼られていました。
「あ、わたしの名前があるんですが…」と声をかけると「じゃあこれ」といってポストナンバーとポストに差し込む名札?のようなものをもらいました。名札には自分の名前と「手紙」の名前を書いて、ポストに差し込むんだそうです。貰う人がわかりやすいように、と。

わたしはその日から「◯◯通信」とかいう名前でコピー用紙に手書きで日記を書き始めました。授業中も先生に見つからないようにとこっそり書いていました。こんなところに行きました、こんな曲にはまってます、こんな本を読んでいます、とかそういったことを。児童書がだいすきでこっそり図書室に通ってはずっとファンタジー系の本を読んでいたのでその感想ばかり書いていたと思います。(たしかハリーポッターにすごくはまっていた時期だったと思う)

個人情報とかゆるゆるとしていた時代だったので「手紙」の最後に奥付欄を設けて名前と住所を公開していたところ、わたしの「手紙」をみてくれた何人かの人からお手紙がくるようになりました。その人たちと何度か文通をしていました。みんな年上だったと思います。見ず知らずの人と交わす手紙。手書きの文字から伝わってくる温かみ。好きなモノで通じる、それだけの気持ち。

そうこうしているうちにわたしは中学生になりその人たちとの手紙のやりとりは自然と減りました。わたしは部活に打ち込む日々がつづきます。ちょっと厳しいテニス部に入っていたのであんまり休日がなかったのです。それに、なんとなくこういった”他人とは違うこと”ことをしているのが恥ずかしくなっていったりして。

2014年6月、ある朝ポストを開けると茶色い封筒がポツンと1つ入っていました。
15年前のキラキラした風をまとった何かが心に蘇ってくるのを感じました。

このワクワクした感じ、この気持ちはあの頃から変わらないもの。どんなに馴染もうとしてもわたしのなかでぶれない軸を見つけたような気がします。

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2014-06-18
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